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かんなぎ 1 (1)武梨 えり (2006/08/09)
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何だかもうこれは色々な意味で駄目で駄目で駄目でもう駄目な気がした。

最高。

2巻買ってこよ。


time stamp:2007/02/12 00:00:33
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携帯小説が売れてるらしい
RSSに登録しているブログを回っていたら、"携帯小説"とかいう単語が目に留まったのでちょこっと調べてみた。
どうやら携帯で書いた小説が書籍化されて、それなりに売れたどころかベストセラーにまでなってしまったのが話題を呼んだらしい。
asahi.comでも記事になってた。
普通の若者が携帯小説 ベストセラーも続々

で、2006年一番売れちゃった携帯小説「恋空」のサイト
美嘉のホームページ

天使がくれたもの
White Canvas

また会いたくて
SINKAの部屋本館

等々

他にもインタビュー記事とか発見
ケータイ小説家SINKA氏に聞いた

こんな小説が売れちゃってる原因は一体何なんだろう。適当に推測してみた。


・ノンフィクション
とりあえず共通しているのが、大抵の小説がノンフィクションだと言うこと。著者は自分の体験を元に、携帯サイトに少しずつ書き込んでいるに過ぎない。
ところで、普通小説家と言うものは頭の中で物語を組み立て、登場人物の設定とか背景とか心理とかを付加させて文章という形で表している。そりゃそうだ。小説家がノンフィクションの小説をばさばさと書けるほど、一つの話になるような自分の体験を持ってる訳が無い。だからこそ小説家は想像力、創造力が必要な職なのだ。
でも、ノンフィクションではそんな事は全く無い。事実を元にしたお話ならば、事の経緯とその時の自分の感情とか、覚えていればそれなりに簡単に書ける訳で。そのお話が"面白いお話"であれば、それはそれで立派な小説になる。
加えてノンフィクションというのは、多くの人に共感を呼びやすい。読者は著者の体験談に対して、様々な感情が湧いて来る。これが悲劇とかだと、更に面白い事になったり。
しかもこれを公開しているのはHPでもあるので、こういった読者が著者に対して応援メッセージとか書き込む事が出来る。大抵の場合こういった反応があると、著者は嬉しくなってもっと頑張ろうという気持ちになるのが大半だと思う。


・何で面白いのか。
多くの場合、読者が求めているものは、"感動"であると自分は思っている。人は"感動"したいが為、物語を読むのだと。つまり、"感動"させてくれるお話、というのは即ち面白いお話であるという事が言える。厳密には違うだろうが、少なくとも各個人の主観的にこれが矛盾する事は少ないと思う。
"感動"の種類にも色々あるけれど、人が感動するのは悲しいお話を読んだ時というのが一番多い。つまり、主人公に共感し、その悲しさを共有した気になって"感動"、心が動くのだ。
これらの作品は大抵、悲劇を書いている。先に言った通り、悲劇と言うのは涙を誘いやすく、"感動"させるお話としては最も適している。


・恋人が死ぬ
asahi.comの記事でも書かれているが、これらの作品は主人公の恋人が死ぬ事が多い。何故死ぬのか。ノンフィクションだから事実をそのまま書いている、と言うのは簡単だ。だが逆に考えれば、主人公の恋人が死ぬ小説ばかりが売れているという事実を表している。


・何で初めて小説を書いた人ばかりなのに最後まで書けるのか。
Web連載小説とか書き始めた人が最初に陥るのって、"完結しない"事だと思う。
まず最初に設定とか書き出しとか最後どうなるのか。とかは思い付く。でも問題になるのは途中の話。
まずお話を始める。それを続かせる。書きたい場面があり、それに続くように間のお話を考える。つまりここ。
ここで詰まって書けなくなって放り出して終了。よくある話よくある話。
じゃあノンフィクションはどうなのかと言うと、最初にも言ったけど実体験談を書いてる訳だから、お話を"考える"のではなく、"思い出し"て、文章にしてる訳で。だからフィクションで必要な、"起承転結"の構成とか、主要人物の設定とかをすっとばす事が出来る。
言いたい事が上手くまとまらないけど、ようは作業が思い出してつらつら書くだけだから割と単調になるからだと思う。お話の終着点も決まってるし。


・こーいう文章は読みやすい
携帯小説を読めば割とすぐ気付くと思うけど、文章がかなり細切れで表示されている。で、一番下には"次へ"のアンカー。
まず最初に表示されてる文章を読む。文章は短いからすぐ下まで読み終わってしまう。で、短いからその終わり方は微妙な終わり方をしてる事が多く、次の内容が気になる。そこに丁度"次へ"のアンカーがあって、一回クリックするだけで次の内容が見れる。そこにはまた短めの文章があって、以下ループ。
一気に読ませるのではなく、断片化された文章を少しずつ読ませる事で、"読む"という作業を非常に取り付きやすくしている。多分携帯小説が人気になっているのはこの事がかなり大きいと思う。


・まとめてみる
つまり、こういった小説の人気が出る原因として

・書きやすい
・読みやすい
・共感を得やすい
・著者と読者の距離が近い

等が挙げられる。
人気が出ればそれなりの位置に居る人達の目にも留まる訳で、出版の話とか出てくるんだろう。
で、ノンフィクション小説として出版され、携帯小説と言う今はまだ新しい分野からの出版と言う事で話題を呼び、更にそれが感動出来るような内容であるからそれがまた話題を呼び、現在のような状況が起こっているのだろう。
つまり流れはこう。

1,著者自身が悲劇を体験
2,そこから立ち直る
3,携帯小説として書き始める
4,閲覧者がカンドー
5,人気になって書籍化
6,カンドー出来るから売れる

まぁ、本当の経緯なんて知らないけど。


・最後に
これはあくまで自分の推測だから、意見が違うからとか言って怒ってもどうしようもないので。それと、ノンフィクションなんて書いた事無いのに好き勝手言ってますが、ごめんなさい。根拠なんて無いので。


その他、思った事をつらつら
電撃文庫とかのティーンズ文庫って、ほとんどハッピーエンドで終わらせてるのに何で面白いって言われるんだろう。いや面白いのは面白いけど。
と言うか実はハッピーエンドってものすごくつまらない終わり方なんじゃないだろうか。いや違うのか?
"物語が終わる"という事は既に語る事が最早無い事を表してたりして。バッドエンドって完全にもう語る事無いからそこで終わりだけど、ハッピーエンドって実は続きあるよな…。だから18禁ゲーとかだとFDとか出る訳で。
実際あーいう文庫って微妙にバッドエンドくさい流れ作って最後に変な事起こしてハッピーエンドにして終わりとか多い気がする。
あの辺りの読者が求めてるのって、感動とハッピーエンドの両方だからなぁ。つか感動って…無理じゃね?
自分主体で適当に言ってみると、終わりのクロニクルとかPRINCESS WALTZとかで戦闘シーンでめちゃめちゃ感動してたしなぁ。あーいうところで感動させてもらえば自分としてはオチ方がどうであれ構わないんだけどなぁ。いやまぁ、滅茶苦茶なのは無論凹むけど。


人によって"面白い"の定義は色々違うけど、結局のところ悲劇でオトせば大抵の人は泣いてくれるんじゃない?
カタハネの原案が悲劇だったように。(最後謎


time stamp:2007/02/11 21:49:55
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何かしら