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世界樹の迷宮�� プレイ日記
うちはPTのお荷物だと思う。
なぜなら非力だし、ちょっとたたかれただけで耐え切れずに倒れてしまう。
樹海に入り始めてから一週間。うちはもう2回も仲間に背負われて街に帰った。
占星術も少しは樹海で効率よく使えるようになってきたけど、5回も使うとへとへとになってしまうし…。
最初にねこさんが現れたとき、アンディとパルが倒れてしまって、うちの占星術のおかげで助かったと皆は言ってくれたけど、多分すごく打たれ弱いうちがただ庇われてただけで、本当は他の人が立っていた方がもっと上手く立ち回れたんだと思う。
一昨日ホタルさんにそれとなくそのことを言ってみたらそんなことない、みたいな事を言ってくれた。
でもそうじゃないってことはうちが一番わかってる。
だって、そんな状況じゃうちが倒れたらもう終わりじゃない！
あの時はたまたま運がよかっただけで、分の悪い賭けだった事に違いはない。
だからうちはもっと強くなる。
みんなのお荷物にならないために。
いつか本当の意味で胸を張って、
「うちのおかげで助かったね！」
って言えるように。
「おい、マジでアイゼットがそんな可愛いこと書いてたわけ？」
テントの外、焚き火に木の枝を放り投げつつアンデバインは聞いた。
「うん。私も驚いた。普段とはまるで別人。
正直言って私たちにわざと見せてからかってるって方がまだ信じられる。」
フローライトは木の幹を背に、炎の揺らめきを見ながらそう答える。
「でも、あの時の調子じゃ本当っぽいところもあるよねー。」
そこへ、テントの中から出てきたパルティータが割り込んだ。
「私たちがアイの日記読んで唖然としているところで
ちょうど目を覚まして開口一番、『見た！？』だもんね。
いやーないわー。あの子がねー。」
「そこで何て答えたんだよ、お前ら。」
「そこはもちろん、『何のこと？』と。」
口の端をニヤリと吊り上げ、フローライトは答えた。
「うあー嘘だろ今日あいつ俺に向かって、
『アンディ超とんま。あのタイミングで剣がすっぽぬけるとかどういうことなの。
丁度うちが詠唱してた術があったから助かってたみたいけど。
明日からアンディはうちに足を向けて寝られないね！いひひひひｗ』
とか何とか言ったんだぜ！
あいつがそんな事考えてるとは信じられねー…。」
「後半は同意。でもあそこですっぽ抜けるのは私もどうかと思う。」
「そうだよね…。」
頷き合う二人。
「うるせぇだまれｗ」
アンディは傍らの木の枝を一本、二人に向かって投げつけた。
それをひらりと避ける二人。
「それでも、」
落ちた木の枝を拾いながら、フローライトは言葉を続ける。
「運の悪い賭けに勝ったのは、あの子のちから。それは誰にも否定できない事実だと思う。たとえ、あの子自身でも。」
「あいつは、わかってないよな。
自分が俺達のPTでどれほど重要な位置に居るのか。」
切り札。
「さーて、俺達も寝るかー。」
「というか、あの子寝るの早すぎ。」
「そして起きるのも遅いよね…。寝る子は育つからー。とか？」
「もし目的がそれなら、かなり面白いところだぜｗ」
使いどころを間違えてはいけないもの。
そのタイミングを判断できる人間は、多くない。
[報告]
●モンスター
ハサミエビ
巨大ムカデ
タイタンアルム
ビックビル
トノサマカエル
●アイテム
小さな殻
腐花のツタ
ムカデの多脚
大きなアゴ
巨鳥の緑羽
なぜなら非力だし、ちょっとたたかれただけで耐え切れずに倒れてしまう。
樹海に入り始めてから一週間。うちはもう2回も仲間に背負われて街に帰った。
占星術も少しは樹海で効率よく使えるようになってきたけど、5回も使うとへとへとになってしまうし…。
最初にねこさんが現れたとき、アンディとパルが倒れてしまって、うちの占星術のおかげで助かったと皆は言ってくれたけど、多分すごく打たれ弱いうちがただ庇われてただけで、本当は他の人が立っていた方がもっと上手く立ち回れたんだと思う。
一昨日ホタルさんにそれとなくそのことを言ってみたらそんなことない、みたいな事を言ってくれた。
でもそうじゃないってことはうちが一番わかってる。
だって、そんな状況じゃうちが倒れたらもう終わりじゃない！
あの時はたまたま運がよかっただけで、分の悪い賭けだった事に違いはない。
だからうちはもっと強くなる。
みんなのお荷物にならないために。
いつか本当の意味で胸を張って、
「うちのおかげで助かったね！」
って言えるように。
「おい、マジでアイゼットがそんな可愛いこと書いてたわけ？」
テントの外、焚き火に木の枝を放り投げつつアンデバインは聞いた。
「うん。私も驚いた。普段とはまるで別人。
正直言って私たちにわざと見せてからかってるって方がまだ信じられる。」
フローライトは木の幹を背に、炎の揺らめきを見ながらそう答える。
「でも、あの時の調子じゃ本当っぽいところもあるよねー。」
そこへ、テントの中から出てきたパルティータが割り込んだ。
「私たちがアイの日記読んで唖然としているところで
ちょうど目を覚まして開口一番、『見た！？』だもんね。
いやーないわー。あの子がねー。」
「そこで何て答えたんだよ、お前ら。」
「そこはもちろん、『何のこと？』と。」
口の端をニヤリと吊り上げ、フローライトは答えた。
「うあー嘘だろ今日あいつ俺に向かって、
『アンディ超とんま。あのタイミングで剣がすっぽぬけるとかどういうことなの。
丁度うちが詠唱してた術があったから助かってたみたいけど。
明日からアンディはうちに足を向けて寝られないね！いひひひひｗ』
とか何とか言ったんだぜ！
あいつがそんな事考えてるとは信じられねー…。」
「後半は同意。でもあそこですっぽ抜けるのは私もどうかと思う。」
「そうだよね…。」
頷き合う二人。
「うるせぇだまれｗ」
アンディは傍らの木の枝を一本、二人に向かって投げつけた。
それをひらりと避ける二人。
「それでも、」
落ちた木の枝を拾いながら、フローライトは言葉を続ける。
「運の悪い賭けに勝ったのは、あの子のちから。それは誰にも否定できない事実だと思う。たとえ、あの子自身でも。」
「あいつは、わかってないよな。
自分が俺達のPTでどれほど重要な位置に居るのか。」
切り札。
「さーて、俺達も寝るかー。」
「というか、あの子寝るの早すぎ。」
「そして起きるのも遅いよね…。寝る子は育つからー。とか？」
「もし目的がそれなら、かなり面白いところだぜｗ」
使いどころを間違えてはいけないもの。
そのタイミングを判断できる人間は、多くない。
[報告]
●モンスター
ハサミエビ
巨大ムカデ
タイタンアルム
ビックビル
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●アイテム
小さな殻
腐花のツタ
ムカデの多脚
大きなアゴ
巨鳥の緑羽
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